2025年09月01日
大切な我が家に設置されている給湯器は、はたして適切な機種なのでしょうか?
何かのミエナイチカラが働いて、無理やり他の機種が取り付けられていませんでしょうか?
どうもDr.マーレです。
と言うことで今回は「本当はこれじゃなくても良かったじゃんか!」の代名詞である「スリム型の給湯暖房用熱源機」からの交換工事例とさせていただきます。
どうぞ最後までご覧くださいましぃ〜☆
交換前の給湯器は、天下の東京ガス様の「IT4212LRSSW3CM」です。
外壁に対して90度横向きに設置されている背が高い暖房機能付きの給湯器です。
狭所に設置されることが多い「スリム型」と言われる給湯器です。
青いアンダーラインが、東京ガス型番「IT4212LRSSW3CM」で、
赤いアンダーラインが、製造元であるガスター(現:リンナイ)型番「RUFH-SE2403SAW2-3」です。
型番から、エコジョーズの24号、オートタイプの温水暖房機能付きの機種だということがわかります。
交換前の台所リモコンは「IKR12ABCDE2GISV」です。
型番にアルファベットを多用すれば良いと思っているのでしょうか?
なんとも覚えにくく、業者に伝えづらい型番ですね・・・。
リンナイで言うと「MC-200VC」という型番の台所リモコンです。
浴室リモコンは「IBR-A12A-BCGISV」と言います。
リンナイで言う「BC-200VC」で、通話機能があるリモコンです。
このリモコン型番を言われても、Dr.マーレはな〜んもわかりません・・・。
だから写真を撮って送ってちょ☆
ところで皆さんは、最初の狭所に設置されることが多い「スリム型の給湯暖房用熱源機」の写真を見てどう思います?
「別に狭所じゃなくね?」
と思った皆さん!
大正解◎
このお客様宅の給湯器設置場所は、全然「狭所」じゃねぇ〜んですよ☆
もっと狭いのに「標準型」を設置しているお宅もたくさんありますからね。
では何故新築時に「スリム型の給湯暖房用熱源機」が選ばれ、設置されたのでしょうか?
Dr.マーレが想像しているのは、
❝ガス会社様等がデベロッパー様に対し「これだけ安くするから、この周辺の建売住宅には全部この機種を設置させて!」という交渉を行った、またはその逆❞
です。
いわゆる「大人の事情」ってヤツです・・・。
特に建売住宅にお住いの皆様は、ご近所の給湯設備機器を見てみてください。
※怪しまれないようにね☆
どうですか?
ご自宅とまったく同じような設備機器が設置されていませんか?
Dr.マーレの経験上、今回のような「スリム型の給湯暖房用熱源機」の他に、
・エネファーム
・エコウィル
・無線式リモコンの給湯器
は、上記の「大人の事情」により、土地開発され建てられた住宅に多く設置されていることが多いような気がします。
まぁそれでもそのお宅に最適な機種であれば問題なないのですが、
「本当はこれじゃなくても良かったじゃんか!」
と言うようなこともよくあります。
本当はもっと選択肢はあるのに、最初からこれが設置してあったことが原因で、機器の更新費用が高額になってしまう・・・。
なんて悲しくないですか?
Dr.マーレはそんな世の中の「悲しみ」を、お金をもらいながら無くしていきたいと思っている健全な人間です!
そんな「悲しみ」を無くした交換工事後をご覧ください♪
新しい浴室リモコンはリンナイの正規品「BC-300V(B)」です。
正規品!!なんて書きましたが、このご時世、偽物なんて出回りませんからどうぞご安心くださいな♪
台所リモコンはリンナイの「MC-320V(B)」です。
通話機能は不要とのことでしたので、通話機能なしのリモコンに変更させていただきました。
新しい機種は、リンナイの標準型の給湯暖房用熱源機「RVD-E2405SAW2-3(C)」とさせていただきました。
交換前と比べて何か違和感ありますか?
ないでしょ??
ないに決まってる!!
青いアンダーラインが、BL品番「HT4223KRSSW3CM」で、
赤いアンダーラインが、リンナイ型番「RVD-E2405SAW2-3(C)」です。
外壁を背にした設置形状となり、排気はお隣様に向かって排出されるようになりましたので、排気方向を上に向ける「排気カバー」を設置させていただきました。
もともとあった床暖房配管、浴室暖房乾燥機配管、給水管、給湯管、ガス管、リモコン信号線等を、新しい給湯器の接続位置に合わせて切り詰めたり延長したりして接続し直しましたので、次の更新時にはこの機種の後継品での交換が可能となりました♪
あなたのお宅の設備機器も、きっと何かしらの理由があって、その機種が選ばれていると思います。
その理由とは何なのか?を少し調べていただくと、もっと最適な機種が見つかるかもしれません。
Dr.マーレは、少しでもそのお手伝いをさせていただければなと思っております。
是非、機器の更新工事のお見積りを取る際は、
「このマーレとか言う会社、他の業者とは違う機種で見積もってきたぞ!怪しい・・・。」
と、思うのではなく、
「このマーレとか言う会社、他の業者とは違う機種で見積もってきたぞ!すごい・・・。」
と思ってご検討くださいね☆
それでは今回はこの辺で!
あなたからのお問い合わせ、お待ちしております。
ではでは!
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◆今回登場した給湯器
交換前
東京ガス:IT4212LRSSW3CM
ガスター:RUFH-SE2403SAW2-3
交換後
リンナイ:RVD-E2405SAW2-3(C)
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工事例
2025年08月12日
僕は、2023年の2月に東京都小平市で、暖房ボイラの交換工事を行いました。
お客さんのおうちには、床暖房が付いていましたが、
「床暖房が使えなくなってしまった・・」
と、とても困っていました。
故障の原因は、
・電気基盤のヒューズ切れ
・不凍液が酸化したことによる本体からの漏れ
でした。
ボイラーの年数もだいぶ経っていたので、お客さんは、
「石油式のボイラーからガス式のボイラーに交換したい!」
と、僕に言いました。
色々な業者さんに聞いたそうなのですが、どの業者さんも、
「この床暖房はガス式にはできません。」
「壁を剥がすような大掛かりな工事をしないと、交換できません。」
と、言っていたそうです。
僕は、床暖房の工事が得意なので、
「がってん承知!!」
とだけ言い、お見積りさせていただき、工事のご依頼をいただきました。
そんな交換工事例をこれから紹介します。
さぁ見よ!
交換前は、長府製作所の「DBF-1700」と言うボイラーでした。
僕の尊敬する人が施工例にも載せているボイラーです。
暖房出力は17.4kWで、暖房効率は82%の開放形のボイラーです。
2008年製の機種だったので、交換までに「2023年―2008年=15年」使えました。
僕引き算得意なんだ♪
ボイラーの隣には、床暖房配管を分岐したり、制御するための機器が入っている「ヘッダーボックス」が付いていました。
型番は「HDB-8」と言うみたいです。
これが原因で、工事ができない業者さんがたくさんいるのかなぁ・・・?
僕には普通の床暖房ヘッダーボックスに見えるけど・・・。
このヘッダーボックスの電気基盤も壊れちゃってたから、お客さんには交換した方がいいよ!って僕は言いました。
いっぱいリモコンがありました。
右上のリモコンは「CMR-1003」と言うボイラーのメインリモコンです。
その他のリモコンは「CMR-1401」というコントローラーリモコンで、この3個の他に、別の部屋にあと2個設置されていました。
僕の尊敬する人は、こういう工事の時には、不凍液を交換したり、M・M・Tって言う超かっこいい決め技を使うだよ☆
それで今回僕が行ったのは、
■不凍液の交換
・・・超劣化しててにおいもきつかったぁ。
■ヘッダーボックスの交換
・・・ヒューズも切れてたし、熱動弁も全滅だったからね。
■制御方式の変更
・・・せっかくならもっと使いやすいようにね☆
を、含めた交換工事でした。
結果、僕の尊敬する人にも褒めてもらえて、お客さんにもとても喜んでもらった工事内容はこちらです。
さあ見よ!
僕のやった方法を誰にも見られたくないから、いたずら書きで塗りつぶしちゃった♪
壁だって剝がさなくて済んだし、交換前より使いやすくなってると思うよ☆
ヘッダーボックスも交換しました。
ちょっと変なつなぎ方をしてたから、一緒に床暖房配管も少し直しました。
新しいヘッダーボックスの型番は「HDB-804」だよ☆
中には新しい制御部品や配線、配管でいっぱいです。
新しいガス熱源機は、リンナイの「RH-K200W2-1」です。
さぁここで問題です!
Q.石油ボイラーからガス熱源機にするためには、何が必要でしょうか?
熱出力(暖房能力)は23.3kWになりました。
暖房効率は約85%です。
暖房効率の計算方法わかりますか?
僕わかるんだよ!
すごい??
ねぇ・・・すごい??
あっ!さっきの問題の答えは「ガス管」です。
ガス管の工事は、ガス販売業者さんにしてもらいました。
僕は、床暖房工事が得意で、大好きです。
もっとこういうような工事をして、お客さんに喜んでもらえたら嬉しいです。
おわり
と、いうことで、Dr.マーレの作文風施工例はいかがでしたでしょうか?
このように、Dr.マーレは床暖房システム改修工事のスペシャリストです。
他社様が「できない」とか「大掛かりな工事になる」と言うような内容の工事も、シンプルに、使い勝手良く、リーズナブルに工事することが可能です。
どんなに難しい床暖房システムも、そのシステムを組んだのは当時の業者様で、どんな床暖房システムだって基本はすべて一緒です。
つまり、これくらいの改修工事ができない業者様は「基本ができていない業者」ということをご自身で言っているようなものなんです。
でもそのような業者様達はプライドが高いので、Dr.マーレに「教えて!!」とは言ってきません。
Dr.マーレは結構ウェルカムモードなんですけどね・・・。
と言うことで今回は、
「長府製作所の床暖房システムを、お客様のご希望に沿った内容で、他のメーカーを使いながら、さらにもっと使い勝手良く改修工事しました!」
と言う施工例となりました。
皆さんも良かったらお問い合わせくださいね☆
ではまた☆
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工事例
2025年08月06日
どうも皆さんこんちわ!
今日もご機嫌な温水暖房のプロフェッショナル、Dr.マーレです♪
突然ですがここでお尋ね致します。
Q.あなたは、床暖房ノウハウ検定何段ですか?
「一段!」
「二段!!」
「ウェルダン!!!」
と言うことで今回の施工例は、床暖房の家「ウェルダン」で採用されていた石油式の床暖房ボイラーの交換工事例となります。
お客様宅は群馬県高崎市!
相変わらず冬のDr.マーレは様々な地域からお問い合わせ、ご依頼をいただきますね♪
本当にありがたいことです(T_T)
それでは早速いってみましょう!
さぁ見よ!!
まずは交換工事前の全体から。
手前の☆はオイルタンク、☆は石油ボイラー、☆はヘッダーボックスです。
温水式床暖房システムでは結構よく見る構図ですね。
☆(赤星)・・・、Dr.マーレが大好きだった元阪神タイガースのスピードスターです☆
ちなみに☆なしはエアコンの室外機なので今回の施工には関係ございません。
交換前の石油ボイラーは、長府工産の「HU-1700」です。
長府工産さん!大変お世話になっております!
見づらいことは重々承知しておりますが、機器仕様です。
左上が機器型番:HU-1700
右上はメーカー名:長府工産株式会社
右下には暖房出力:19.8kW(17,000kcal/h)、暖房効率:90%とあります。
どうせ見えないっしょ・・・。
右側のリモコンがボイラーのメインリモコン「M-022SH」、左側はタイマー運転のために必要だった「コントローラーリモコン」です。
❝必要だった❞と言うことは・・・?
今回のお客様宅を建てたのは、冒頭にも記載した床暖房の家「ウェルダン」という、蓄熱式床暖房を結構昔から導入している東京都立川市にあるハウスメーカー様です。
ところでDr.マーレがよく施工例に載せている、
・スミリンシステム住宅
・ユニバーサルホーム
・ウェルダン
等の蓄熱式床暖房って、熱源機に「石油式」が使用されていること多いと思いません?
これって家を建てた当時(2000年代前半)は、ある程度長い運転時間が必要な蓄熱式床暖房には、ランニングコスト的に灯油が最適な熱源だったからなんです。
2025年 全国平均 灯油店頭販売価格(18L)約2,200円
2005年 全国平均 灯油店頭販売価格(18L)約980円
※Dr.マーレ調べ
でも近年は当時とは情勢が違い、灯油価格もかなり高騰していますので、床暖房熱源機に石油式ボイラーを使っている方にとっては堪らない世の中となっています。
がしかし!!
近年と当時とでは「時代」も違います。
そりゃ時代が違えば劇的に発展する技術も当然あります。
その代表格がこちら↓
さぁ見よ!!
長府製作所の無線LAN対応タッチパネルリモコン「CMR-3102VM」です。
液晶表示はカラーになるし、床暖房リモコンなのに喋るし、何よりスマホから床暖房操作できちゃうし、すごい時代になりましたね。
2000年代前半頃にはとても考えられなかった機能です。
ちなみにいつものアレ・・・やってます♪
新しい床暖房熱源機は、長府製作所(CHOFU)の「AEYH-0642X」です。
暖房能力(加熱能力)が6.3kWに対し、消費電力はたったの1.525W!
交換前の「HU-1700」で1時間運転した場合の灯油代と、交換後の「AEYH-0642X」で1時間運転した場合の電気代とでは、
HU-1700・・・約250円
AEYH-0642X・・・約50円
※Dr.マーレ試算ですyo☆
つまり1/5です。
暖房能力が下がったので運転時間の延長は必要ですが、使い方によってはあの灯油が安い2000年代前半の頃のランニングコストを下回ることができるんです!
これってすごくね??
仕上がりはこんな感じです☆
オイルタンクも綺麗に撤去し、設置スペースの都合上「AEYH-0642X」はヘッダーボックスの奥に設置させていただきました。
これで給油の手間は無くなり、灯油価格の高騰問題は何も考えなくて良くなりましたね♪
〜Dr.マーレに施工依頼すると・・・〜
Dr.マーレのオモシロ施工ブログをよくご覧になっている将来のお客様候補の方々、いつもありがとうございます。
Dr.マーレの施工を見すぎてたぶんマヒしてしまっていると思いますが、Dr.マーレは、最先端の設備を積極的にお客様にご提案する人間です。
中には「現状のままが良い」という方もいらっしゃるかと思いますので、その際には遠慮なく言ってくださいね!
古き良き設備での更新工事でも、新しい技術の設備での更新工事でも、それができるのは、どんな床暖房システムにも精通しているDr.マーレと言う人がいるからなんです。
先程❝使い方によっては❞と書きましたが、そういった使い方をご提案、ご説明ができるのも、私がDr.マーレだからなんです。
普通の業者さんだったらこんなことしてくれませんよ?
ただ綺麗に問題なく交換工事をするだけじゃなく、今後の使い方等までアドバイスしてしまう・・・、それがDr.マーレなのです。
だんだん問い合わせたくなってきたでしょ??
まぁまぁ落ち着いて(*'ω'*)
お問い合わせに際には、
・ハウスメーカー
・型番
・ご希望(「とにかく安く」は禁止!!)
をお知らせいただき、設置状況等がわかるような写真も一緒に送ってください。
そしたらDr.マーレが写真を見て色々と質問させていただきますので、さらにその質問にご回答ください。
安心で安全で良いお買い物にするには、Dr.マーレだけではなくあなたの力も必要なんです!
お互いに協力し合って、お互いに良い内容の売買としませんか?
それではお問い合わせ待ってまーす☆
☆その他長府工産ボイラーからの交換工事例を見る☆
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工事例