2025年05月21日
どうもどうも♪
久しぶりに施工例を載せます。
今まで何してたかって?
そんな野暮なことは聞かないでくださいよ・・・。
と、言うことで今回は、一条工務店様の床暖房システムに使用されている、長府製作所の❝温水熱源機付エアコン❞の交換工事例となります。
よかったら今後のご参考のため、見てみてくださいな☆
交換前のこの機種は、長府製作所の温水熱源機付エアコン「RAY-4037」の室外ユニット「AEY-4037」です。
分かりづらっ(>_<)
→がシステム形名「RAY-4037」
→が室外ユニット(室外機)の型番「AEY-4037」
→が室内ユニット(室内機)の型番「RCY-4037」
です。
以前にも言ったことがありますが、設備機器の型番には、形式名やら、品名やら、システム形名やら、とにかく型番がたくさんあります。
特に今回の温水熱源機付エアコンように、室外機と室内機が分かれて設置されている場合や、エコキュートのように室外機と貯湯タンクが分かれて設置されている場合等に、
「この型番は一体何を指しているのか!?」
をわかりやすくするために機器それぞれに型番があります。
「ミー(未唯mieさん)」と「ケイ(増田惠子)さん」で「ピンク・レディー」みたいなもんです。
「稲葉浩志さん」と「松本孝弘さん」で「B'z」みたいなもんです。
ちなみにDr.マーレは、ピンク・レディーだったら「サウスポー」、B'zだったら「光芒」が好きです♡
室内ユニットの「RCY-4037」です。
正確に言えば、長府製作所の温水熱源機付エアコン「RAY-4037」の室内ユニット「RCY-4037」です。
この室内ユニット「RCY-4037」と、室外ユニット「AEY-4037」が合わさって、温水熱源機付エアコン「RAY-4037」となります。
これを計算式で表しますと、
RAY-4037=AEY-4037+RCY-4037
となります。
Did you get it?
Let's move on!
前の写真の赤枠の位置にもシステム形名の記載があります。
寒いの外に見に行きたくないよぉ〜(+o+)
と言う方はここを見ると良いでしょう☆
型番末尾の(E1)は、「耐塩害仕様」かどうかです。
お問い合わせの際のご住所によって「耐塩害仕様」の有無はDr.マーレが判断します!
交換前の床暖房リモコン「CMR-2630」です。
一条工務店の全館床暖房システムには欠かせない、4エリア制御タイプの床暖房リモコンです。
・現行型のリモコンであったこと
・動作に問題がなかったこと
を考慮し、お客様のご希望通り今回は再使用とさせていただきました。
既存機種を取り外す際に、機器内の不凍液を抜き取りました。
と言うのも、お客様のご希望は、不凍液は可能であれば再使用したい、というものでした。
今回交換する機種は、設置後11年経過していますので、メーカー施工よりも厳しいことで有名なDr.マーレの見解は、
「要交換(。-`ω-)」
ですが、お客様のご希望とあれば、それはどうにかしたいものです。
ですので条件として、
・不凍液の凍結温度チェック
→不凍液濃度が薄すぎて凍結しないか?
・不凍液のpH値チェック
→不凍液が極端に酸性、またはアルカリ性になっていないか?
・不凍液の劣化状況チェック
→不純物等が混入していないか?
を行い、すべての項目で問題が無かったら再使用しましょう。
という流れとなりました。
はたして結果は・・・・?
・凍結温度 → ―20度・・・問題なし
・pH値 → 7・・・中性で問題なし
・劣化状況 → 不純物なし・・・問題なし
全然問題ないじゃんwww
偉そうに、
「問題が無かったら再使用しましょう」
なんて言って恥ずかしっ(/ω\)
と言うことでお客様のご希望通り、不凍液は再使用させていただくこととなりました。
※マーレは何も言わずに不凍液を再使用したり、簡単に「再使用できますよ!」なんて言わずに、再使用をご希望の際には毎回不凍液チェックを行っている安心、安全な会社です。
一条工務店の全館床暖房システムの場合↑このようなヘッダーボックスが家のどこかにあります。
このヘッダーボックス内にある、熱動弁や、電気基板などの制御部品も消耗品で、いつかは故障します。
その際にはDr.マーレにご連絡ください。
床暖房システムのプロフェッショナル、Dr.マーレが改修してあげましょう☆
方法は内緒( ̄b ̄)
Dr.マーレが行った今回の施工の地味にすごいところは、
①エアコン工事と床暖房工事の二刀流施工が実施可能
②一条工務店の全館床暖房システムに精通している知識量
③リモコンや不凍液を、何も考えずに再使用するのではなく、論理的に再使用可能とする柔軟さ
④今後出てくるであろう故障箇所や、その改善方法をすでにわかっている
⑤上記①〜④すべてを満たした内容で、ハウスメーカーよりも安価に交換が可能
のようなところですね♪
毎回簡単に交換工事をしているように見られますが、Dr.マーレは結構すごいことをやっているんですよ♪
それではそんな結構すごいDr.マーレによる、交換工事後をご覧ください。
新しい室内ユニット「RCY-4042X」です。
Dr.マーレのオモシロ施工ブログでは頻繁に登場するエアコン室内機です。
これは室内ユニット型番で、最初に書いたところの「ミー(未唯mie)さん」や「稲葉浩志さん」に当たる型番です。
赤枠部分にやっぱり型番表記があります。
長府温水熱源機付エアコン「RAY-4042X(E1)」とあります。
これはシステム形名で、最初に書いたところの、「ピンク・レディー」や「B'z」に当たります。
混乱してきたでしょwww
室外ユニット「AEY-4042X」です。
つまり「ケイ(増田惠子)さん」や「松本孝弘さん」に当たる型番です。
交換前の機種「AEY-4037」と能力は変わりません。
大きさもほぼ変わりません。
変わったのはDr.マーレが施工を行ったことにより「ブランド化」されたことくらいでしょうかね?
より安心・安全なシステムとなりました◎
交換前と同様に、
→システム形名「RAY-4042X」
→室外ユニット型番「AEY-4042X」
→室内ユニット型番「RCY-4042X」
と、なっています。
結論を言ってしまえば、今回の工事は「簡単なエアコン交換工事+ちょっとした配管工事」ができる業者さんならできてしまう工事です。
でも一条工務店の全館床暖房システムの内容をしっかり把握した業者さんでないと、後々問題が起こる可能性も多々あります。
例:冷媒ガスの漏れ、不凍液漏れ、床が暖まらない、不凍液なのに不凍液が凍った(*_*) etc・・・
その問題点を改善して欲しい!!と言うお問い合わせも毎冬きますが、はっきり言います!
そこはビジネス。改善のための費用はしっかりいただきます☆
不凍液なのに不凍液が凍ってしまったお問い合わせには笑ってしまいましたwww
とんちクイズかと思いましたよwww
原因は凍結温度が0度になるくらい不凍液を水で薄めていました。
エアコンの交換業者が工事を行ったそうです。
結果、不凍液交換や、凍結によって破裂してしまった配管の補修、出張交通費等で、交換工事にかかった総費用はDr.マーレのお見積り価格よりも高くなりました▲
やさしい言い方をすれば「運が悪かったですね(◞‸◟)」、
厳しい言い方をすれば「ざまあみろ(´艸`*)」
です。
でもこの施工例を見てくださっている皆様にはそんな失敗はして欲しくありません。
ですので今回のような専門的な知識、技術が必要な工事には、当たり前ですが専門的な知識や技術を持った業者様にご依頼ください。
業者の見極めが難しいよ・・・という場合には、とにかくマーレを業者選びの候補に入れてください。
他社様との差がわかると思いますよ◎
最後に・・・、
ピンク・レディーさんや、B'zさんのお名前をお借り、型番をややこしくしてしまったことをお詫び申し上げます。
どうやったら皆様に伝わりやすいかな?と考えた結果、皆様がご存じであろう偉大なる方々のお名前を使わせていただくことが最良かと考えました。
だからDr.マーレは悪くないもん!!
ではでは今回はこの辺で!
最後までご清覧いただきありがとうございました。
これから暑くなる季節となります。
くれぐれも体調管理にはご注意ください。
☆「RAY〜」から始まる機種の交換工事例は
こちら☆
☆今回と同じ機種「RAY-4037」からのその他交換工事例は
こちら☆
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工事例
2025年04月16日
給湯器交換工事を検討し始め、3つの業者に問い合わせたとします。
その業者に、
①「弊社では対応できません。」
②「東京ガス様等のガス販売会社に依頼するしか方法はありません。」
③「ガス販売会社である弊社でしか対応できませんよ!」
と言われたらどうしますか?
だいたいの方は③の「ガス販売会社(東京ガス様等)」に依頼するのではないでしょうか?
しかし諦めがつかない往生際の悪い方は、④の
「マーレならできるかもよ!」をクリックし、Dr.マーレに問い合わせをすることでしょう。
と言うことでDr.マーレです。
今回の施工例は、ありとあらゆる業者様が逃げ出すと言われている、特殊な屋内FF式給湯器の交換工事例とさせていただきます。
色々な業者様に断られてしまった(+o+)
どないすればいいんじゃい(・`д・´)
はい出ましたこの形!
業界内では一般的に「モンスター」と呼ばれているかどうかは知りませんが、この大きな給湯器は、東京ガス(松下電器)の「AT2304AFSSW3LN」です。
屋内の給湯器設置専用のスペースに設置されています。
給湯器上部に2本の煙突がありますが、向かって左側が屋外から新鮮な空気を取り込む「給気」、向かって右側が燃焼させた空気(排ガス)を屋外に排出させる「排気」となっています。
天井付近で90度折れ曲がり、右側の天井裏の方へ伸びて行っていることがわかると思います。
細かい話ですが、「給気」のことを「吸気」と誤表記している方が結構いらっしゃいます。
一般人である皆様なら仕方ないですが、業者さんがこの間違いをすると結構恥ずかしいですよ。
表記一つにしてもその辺はこだわっていきましょう!
プロであるDr.マーレは、このラベルから給湯能力や、この給湯器の特長がわかります。
まぁその辺はDr.マーレは業者なので当たり前です。
わかっていない業者様も結構いるので、これから問い合わせる方はご用心を☆
今回は特別に天井裏を通ってる「給排気筒」も見せちゃいます♪
2本の給排気筒はこんな感じ↑で天井裏を通り、屋外まで伸びていっております。
今回の給湯器「AT2304AFSSW3LN」もそうですが、Dr.マーレが工事のご依頼を多数いただいている「AD-200FFA」も、このように2本の給排気筒が屋外まで伸びています。
◆大切なのはここから↓
屋内FF式(強制給排気式)の給湯器には必ずあるこの給排気筒ですが、
ひとくくりで「給排気筒」と言っても、それには、
φ80×2本管
φ80×φ120の2重管
φ75×φ110の2重管
φ60×2本管
φ100×2本管
等、たくさんの規格があります。
今回の「AT2304AFSSW3LN」の給排気筒の規格は、
φ60×2本管
です。
ですので給湯器のみを交換する場合は、給排気筒規格が「φ60×2本管」の機種を選定し、設置すれば問題ありません。
しか〜しっ!!
給排気筒規格が「φ60×2本管」の機種って、ガス給湯器を販売しているノーリツ、リンナイ、パロマ、パーパス等、どのメーカーからも販売されていないんです。
あっ!Dr.マーレが多用する長府製作所も立派なガス給湯器メーカーですね・・・。忘れてた・・・、ごめんなさい・・・。
兎に角(←とにかく)、給排気筒規格が「φ60×2本管」の給湯器は、東京ガス様等のガス販売会社様から販売されている専用機種しかありません!
◆特に重要!!
たまに「φ60×2本管」の「排気筒」を利用して、φ60の排気筒が接続可能な「屋内FE式(強制排気式)」の給湯器を設置しましょう!
「給気筒」は現在のものをそのまま利用すれば問題ありません!!
という提案をする業者様がいらっしゃるようですが、これは設置基準違反です×××
Dr.マーレは過去に日本ガス機器検査協会の方とバッチバチにやりあった経験があるので断言しています。
今回の工事のような具体的な施工例を挙げて説明もしましたが、ダメなものはダメらしいです・・・。
字が小さくて申し訳ねぇっすが、この基本規定92「給気口」には、
①給気口の有効断面積は、排気筒断面積以上とし、実情に応じて窓やドアの隙間を給気口面積としてカウントしてもよいことになっています。
②給気口は、屋外や通気性のよい玄関、またはこれに通ずる廊下等で、排気筒トップからの燃焼排ガスが流入しない位置に開口していれば問題ありません。
と記載があります。
読んでもらえればわかると思いますが、読めば読むほどこの設置基準には、ガス機器検査協会が、
「屋内FF式」の給湯器位置に「屋内FE式」の給湯器を設置することは現実的にできませんよ!
と言うことを並々ならぬ決意のもと記載したということが垣間見えます。
それでも今回のような「AT2304AFSSW3LN」や「AD-200FFA」からの交換に、「屋内FE式(強制排気式)」の機種を選定し、お客様に提案する業者様がいらっしゃいます。
はたしてそのような業者様方は、どんな考えのもと、「屋内FE式(強制排気式)」の機種をお客様に提案するのでしょうか?
おそらく、
・シンプルに何も知らない
・商品が売れて工事が請け負えれば客なんて関係ねぇ
・問題ないと思い込んでいる
のどれかだとは思いますが、Dr.マーレは、
「ガス機器検査協会を敵に回してでもこの工事を請け負いたい!!」
とは思いませんし、
「基準に違反した工事を行って、住んでる方に何かあってもオラ知らねぇ・・・。」
という強靭なメンタルを持っているわけでもありません。
なのでDr.マーレは「屋内FF式」の給湯器位置に「屋内FE式」の給湯器を設置するような工事は基本的には行いません。
ではどうするか??
こうします↓
給排気筒をφ60×2本管からφ80×φ120の2重管に交換しちゃいます!!
※赤枠部分
給排気筒をφ80×φ120に交換すれば、
「ガス会社様の専用機種しか設置できひん!」
と言うことは無くなりますし、強靭メンタル業者から「屋内FE式」の給湯器を提案されることも無くなります。
φ80×φ120の2重管に交換しちゃいます!!
(ノ≧︎ڡ≦︎)
なんてさらっと書きましたが、結構大変なことをやっています☆
なんせ給排気筒は天井裏ですからね!
色々なものとの戦いです☆
と言うことで新しい給湯器は、パーパスの「GX-A2000AF-1」とさせていただきました。
給湯能力も交換前の16号から20号へとアップしましたので、キッチンとシャワーでお湯を同時に使用しても、シャワーの圧力が弱くなりにくくなりました◎
もちろん「自動湯はり」や「おいだき」だってできますよ♪
「給排気トップ」も、交換前の↑このような形状から、
↓このような形状へと変わりました。
↑このような屋外に出ている「給排気筒トップ」を見れば、あなたがお住いの物件でも、今回Dr.マーレが行ったような工事が実施されているかどうかがわかります。
でも他のお宅をじっくり見ていたら「なんだチミは?」となっちゃいますので、見るならチラッと見るくらいにしてくださいね☆
はい!
と言うことでガス会社専用機種をお使いの皆さん!
場合によってはDr.マーレによるスペシャル施工で、ガス会社様の呪縛から解放される時が来るかもしれません。
Dr.マーレにお問い合わせやご依頼をくださったお客様達に話を聞くと、このタイプの機種からの交換にやっぱり皆さん悩んでいるんだなって言うのがわかります。
なので一度で良いからDr.マーレにご連絡ください。
そしてDr.マーレからの提案や見積もりを見て、この先どうするか考えてみてください。
悩んでばっかりいないで、まずは何かしら行動しましょう!
そしたら何か道が開けるかもしれません。
いつまでも悩んでいるのは身体に悪いですよ!
それでは今回の施工例はここまでとします。
くれぐれも「設置基準違反」の工事を堂々と提案してくる業者にはお気を付けください。
そんじゃまた☆
時々振り向きWink and Kissの夢先案内人 Dr.マーレ
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工事例
2025年04月03日
皆様に問題です!!
【Q.1】
あなたは使用期間が10年以上経過した自宅の給湯器交換を考えはじめ、業者3社に問い合わせをしました。
A社の場合:メーカーはノーリツで、お見積り金額は100,000円(仮)でした。
B社の場合:メーカーはノーリツで、お見積り金額は110,000円(仮)でした。
C社の場合:メーカーはパーパスで、お見積り金額は110,000円(仮)でした。
さぁあなたはどの業者に給湯器交換工事を依頼しますか?
さて、今日も始まりましたDr.マーレのおもしろ施工ブログへようこそ☆
今回もDr.マーレの良さを際立たせるような書き方で施工例を紹介していこうと思っているのですが、上記の質問について皆様はどう思いますか?
結論から言えば、この問題の答えは「C社=Dr.マーレ」となるのですが、ではDr.マーレはどうしてそのような内容のお見積りをし、そしてご依頼をいただける結果となったのでしょうか?
解説を織り交ぜての施工例とさせていただきますので、どうぞ最後までご覧くださいな♪
交換前の給湯器は、Dr.マーレの故郷であるパーパスの「GX-SE2000AW-1」です。
何の変哲もない「屋外壁掛設置」の給湯器です。
型番から給湯能力20号、機能はオートと言うことがわかります。
あとエネルギー消費効率「91.2%」から、この給湯器はエコジョーズということがわかります。
製造年月は2011年5月とあります。
日本中が大変な時に設置された給湯器ですね。
2025年現在、まだまだ完全復旧とは言えませんが、よくここまで立て直したものです。
枠で囲った2本の配管は、浴槽へのお湯はりやおいだきを行う「ふろ配管(=おいだき配管)」です。
2本あるのは、浴槽内のぬるいお湯を給湯器まで戻す「戻り管」と、温め直したお湯を浴槽内へと送る「往き管」があるためです。
被覆銅管がむき出しになっていたため、紫外線により外皮がパリッパリになっていました。
Dr.マーレ、コーユーノホットケナイ・・・。
交換前の浴室リモコン「FC-660」です。
まぁ普通の浴室リモコンですね。
きっと台所には設置しないから浴室リモコンと言うのでしょう。
超適当に言ってます。
台所リモコンは「MC-660」と言います。
「Main Controller」で「MC」なのでは?
じゃあ「660」は?
Dr.マーレは知りませ〜ん( ̄▽ ̄)
それでは最初の【Q.1】に戻ります。
A社〜C社からのお見積り金額では、A社に比べ費用が高くなるためDr.マーレは不利になります。
A社・B社から提案されたメーカーはノーリツで、C社つまりDr.マーレから提案されたメーカーはパーパスです。
リンナイと国内シェア1位か2位の座を毎回争っている「ノーリツ」に対して、Dr.マーレが提案したメーカーは、お世辞にも知名度が高いとは言えない「パーパス」です。
ですのでお客様から見ればDr.マーレは、
「他社より高い金額で、変なメーカー(※注1)の機種を提案してきた業者」
※注1
パーパスさんごめんなさいm(__)m
と、なるわけです。
全然勝ち目無さそうでしょ?
ところがお客様が選んだ答えは「C社=Dr.マーレ」でした☆
さぁ何故でしょう?
お客様はDr.マーレの知り合いだったのか?
それとも何か裏でお金が動いたのか??
答えはこちらです↓
黄色い枠内をよ〜くご覧ください。
これは「給湯器壁掛け固定金具」と言う、給湯器を建物の外壁にビス止め(=ねじ止め)するために、給湯器本体の上部と下部に取り付けられている穴の開いた金属金具です。
壁掛け設置の給湯器には必要な金具で、これがない壁掛け設置の給湯器は「壁掛け設置」ではなく「空中設置」です。
また、この壁掛け金具は、メーカーによってそれぞれ形状が違います。
※写真はノーリツです。
今回のお客様宅の場合、この壁掛け固定金具の上から外壁塗装が行われており、既存の給湯器を取り外した後に形状が違う壁掛け固定金具の給湯器を設置すると、形状が違う分だけ塗装の跡が残ってしまう状況でした。
そしてそしてお客様宅の外壁は「ALC(Autoclaved Lightweight aerated Concrete)=軽量気泡コンクリート」です。
ALCの場合、塗装を行うことによって防水性を高めるようなところもあるため、塗装がされていない面を露出させてしまうことは基本的にNGです。
Dr.マーレは、お見積り段階で頂いた1枚の給湯器写真から上記内容を瞬時に判断し、価格推しよりも塗装跡を残さない施工方法推しのご提案をしようと考えました。
そして今回のような交換工事の場合、一般的な業者さんはノーリツかリンナイでお見積りをするでしょう。
理由は「商品が安く仕入れられるため、見積り金額を安くできるから」です。
皆さんご存じのノーリツ、リンナイは、日本国内の2強メーカーであるため、流通量が多いです。
また、流通量が多ければ当然流通価格も下がります。
一方、変なメーカー(※注2)であるパーパスは、ノーリツ、リンナイに比べれば流通量は多くありません。
※注2
パーパスさん本当にごめんなさいm(__)m
パーパスは、会社を存続していくための利益を、その少ない流通量から確保していかなくてはいけないためか、流通価格も少し高めに設定される傾向があります。
Dr.マーレは、他社様に価格面では負けるであろうそのパーパス機種を、理由も説明した上で堂々とお客様に提案しました!
御見積書をメールで送信する際、Enterボタンを押すその指はプルプルと震えましたよ・・・。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
逆に言えば住宅構造について熟知し、お客様宅のことを想ってそこまで調べてご提案する業者ってマーレくらいしかいないんだなって思いました。
<(`^´)>
その結果!!
「マーレさんにお願いします。」
となったのであります(祝´∀`)ノ.+:。
と言う訳で、お客様宅のことを想ったDr.マーレによる愛溢れる施工後をご覧ください☆
新しい台所リモコンは「MC-900」です。
新時代の住空間にとけ込む、革新的リモコンで、使う時に輝く「ステルスリモコン」です!
パーパスのカタログ文言の丸パクリです◎
樹脂製のスイッチをなくし、全面フラット形状、および “ステルス印刷”を採用し、
未使用時は設置空間にひっそりと調和し、電源を入れるとリモコンbodyに浮かび上がる斬新なデザインを実現したこの浴室リモコンは「FC-900」と言います!
またまたパーパスのカタログ文言の丸パクリです◎
ステルス印刷とは、LEDを点灯すると絵柄が浮き出る印刷方法らしいです。
なんかすっげー(*゚0゚*)
新機種は、パーパスの「GX-HFL200AW-1」です。
「AXiS SERIES」のFLashと言うなんだかとりあえず近代的な名称の給湯器です。
特筆すべき点は、
「おいだき回路もエコジョーズ!」
と言う点です。
近年当たり前に販売されている高効率給湯器のエコジョーズですが、実は高効率な部分って蛇口やシャワーからお湯を出す「給湯回路」のみで、「おいだき回路」は高効率ではない商品もあります。
知ってました??
それに対しこのパーパスの機種は、おいだき回路も高効率なので、シャワーを使おうが、おいだきを使おうが、すべてにおいて高効率になっているんです。
地味にすごい機種です。
さすがパーパス!
よっ!静岡県一!!
ちなみにご覧の通り、パリッパリだったふろ配管には新しく保温材を被せ、化粧テープを巻いて仕上げました♪
壁掛け固定金具の形状等を、交換前の機種とピッタリ合わせるために今回はパーパスを選定しましたので、ご覧の通り塗装跡は一切残っていません。
これで外壁も住宅も守られるってもんです☆
他の業者様が工事を行っていたらどうなっていたのでしょうか・・・?
まぁそんなことDr.マーレが施工を行った後に考えても無駄なことです。
Dr.マーレの知る限り、給湯器交換工事等の安売りを主に行っているインターネット業者さんは、住宅構造について詳しくないことが多いです。
住宅構造について詳しい設計士さんや、大工さん等は、給湯器等の住宅設備については詳しくないことが多いです。
Dr.マーレは、給湯器交換工事等の安売りを主に行っているインターネット業者さんに比べれば、住宅構造については圧倒的に詳しく、また設計士さんや、大工さんに比べれば設備の仕様については圧倒的に詳しい方だと思います。
設備機器の交換は「少しでも」安く済ましたい、という考えは当然のことだと思いますが、その「少しでも」にこだわった結果、建物に悪影響を与える工事になってしまう可能性も少なくはありません。
だからと言って安く済ませようと考えるな!と言っているわけではございません。
しっかりした根拠の元❝業者側の都合で売りたい商品のお見積りをする❞ではなく、❝お客様側の立場になって商品のお見積りをする❞ような信頼できる業者に依頼してください!と言ってます。
そしてそれはこのDr.マーレのことを言っています!とも言っています。
たかが給湯器の交換工事と言えども、業者によってハッキリと質の良し悪しが分かれます。
是非ご自宅の設備状況をよく確認してくれて、〇〇だからあなたのお宅には□□が最適です!と自信を持って提案してくれるような業者さんに依頼するようにしてくださいね☆
それでは今日はこの辺で!
あなたからのお問い合わせ待ってま〜す♪
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工事例