2023年01月30日
皆さんどうもこんにちは☆
キムタクこと木村拓哉さんのように世間では「ドクマレ」と呼ばれているかもしれないDr.マーレです。
そんなドクマレがご紹介する今回の施工例は、蓄熱式床暖房用の石油ボイラから、ヒートポンプ式熱源機への交換工事です。
そうです。簡単そうで誰にでもできそうだけど、簡単じゃなく誰にでもできないあれです。
さあいきましょう!
これは交換前の暖房設備全体です。
手前が石油ボイラ、奥が石油タンクとなっていることが手に取るようにわかります。
ズーンッ!と、偉そうに設置されていますね。
偉そうに見えるのは、設置の方法がそれだけしっかりしているからでしょう。
交換前の石油ボイラは、皆さんご存じノーリツの「OH-G1201YDX」です。
暖房出力11.6kWの1温度タイプで、暖房回路仕様は半密閉式のボイラです。
皆さんついてきてますか?
半密閉で1温度!Dr.マーレの施工例には頻繁に出てきますよ!
暖房用メインリモコン「RC-7012M」です。
タイマー運転と温度設定ができるリモコンです。
ボイラ同梱品でした。
正式にご依頼をいただく前に、ドクマレことDr.マーレはお客様に、
「ハウスメーカー様の名前は覚えていますか?」
と聞いたところ、
「図面には❝ヤシマ❞とだけ書いてある。」
とのことでした。
きっと株式会社八洲(ヤシマ)様のSRC基礎を採用しているハウスメーカーなのでしょう。
んじゃ何も問題ありましぇーん!ということでご依頼をいただき、同時に不凍液交換のご依頼もいただきました♪
すべての器具(ボイラ、オイルタンク)を撤去し、すごくさらっと書きますが「神業施工(
※詳しくはこっち)」にてヒートポンプ熱源機用の200V専用回路の配線工事をし、
さぁ不凍液交換だ!
と言うことで床暖房配管に巻かれていた保温材を剥がしてみました。
そしたらどうでしょう・・・。
さぁ何が問題かわかりますか?
答えは配管の太さです。
SRC基礎での床暖房配管は、13Aという規格で施工してくださいってなっていたはず・・・。
ところがこの配管・・・、10Aです・・・、細っ!!
少し前に株式会社八洲の方とお話する機会があったのですが、見よう見まねのなんちゃってSRC基礎で家を建ててる工務店が多いとのこと。
おそらくこの家もそうだったのでしょう。
ボイラや施工方法を見れば、株式会社八洲と何の関係もないDr.マーレだってわかっちゃいますよ!
怒られますよ?
たぶん八洲のHさんは怒ると怖いタイプだと思います。
「SRC基礎の蓄熱床工法を採用しているから、このハウスメーカー(工務店)で家を建てたい」
っていうお客様が、
「実は工務店オリジナルの見よう見まねのなんちゃってSRC基礎でした〜www」
なんて建築後に気付いたら本当にやばいことになりますよね。
やばいよやばいよどころじゃないですよ?
Dr.マーレは決して口外しませんが・・・。
と、まあそれはさておきDr.マーレはDr.マーレの仕事をするまでです。
交換後のリモコンはCHOFUの「CMR-2611」です。
「通常温度」と「セーブ温度」が使い分けられる多機能リモコンです。
交換後の熱源機は、CHOFUのヒートポンプ式温水熱源機「AEYH-0642X」です。
加熱能力6.3kW、消費効率4.46の優れものです。
暖房能力を11.6kWから6.4kWに何の躊躇(ためら)いもなく下げてしまうところがプロの証です✨
そうです。自画自賛です◎
最終的には↑こんな感じになりました。
実は家半分ずつでも制御できるようにしたい、というお客様のご希望も同時に実現致しました◎
どうやったかは教えませんけどね☆
蓄熱式温水床暖房は、温水暖房システムの申し子であるDr.マーレも、究極の暖房設備と考えており是非お勧めです。
冬に「暖かい」と感じさせてくれる暖房設備はいくらでもあります。
しかし家中どこでも「寒くない」と感じさせてくれる暖房設備はこの蓄熱式床暖房しかないんじゃないでしょうか?
もっともっと普及してもおかしくない設備なのに、なんで普及しないのでしょうか?
それはね・・・、お客様に良いと思ってもらえるような売るためのセールストークが、仕組みや理論を理解していないと難しいからなんです。
仕組みや理論を理解するためには、興味なんてまったくなくても、現場に行って施工風景を見たり、モデルルームなどに行って自身で体感したり、どうしてこれが寒くないと感じさせるんだろう?等の疑問について調べたりと、仕事のために行動したり勉強をするしかありません。
行動や勉強をするにも蓄熱式床暖房にはモデルルームや教材なんてほぼほぼありません。
なかなか難しいものですね。
Dr.マーレは、メーカー施工を行っていた若かりし頃「施工をする人間=一番偉い」という偏った思想の持ち主でしたので、
「営業担当は現場のことを何もわかってない!」
なんて小生意気なことをよく言っておりましたが、今になって「モノを売ること」の難しさを身に染みて感じております。
お恥ずかしい限りです・・・。
当時のメーカー営業担当の方々、その節は若さ故に幾度となくご無礼を働き誠に申し訳ございませんでした。
と言うことで、自責の念に駆られて落ち込んでしまう前に今回の施工例は終わりにしようと思います。
過去の失敗や過ちに気付けたのであれば、そこはすでに成功の始まりです。
どんどん失敗して、どんどんチャレンジしましょう!!
いつかはドクマレの施工例を見たいがために月曜9時には街から人が消えてしまうくらいになればいいな。
今回は何の施工例だったっけ?
そうだ!蓄熱式床暖房の石油ボイラの交換工事例でしたね☆
蓄熱式床暖房の熱源機交換は、施工、仕組み、理論まで理解しているスーパー営業マン「ドクマレ」までお問い合わせくださいね♪
んじゃまた☆
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工事例
2023年01月24日
Dr.マーレはよく給湯器交換屋さんだと思われていますが、皆さん勘違いしないでくださいね。
Dr.マーレは他の業者さんを圧倒的に上回る品質で、簡単で手間のかからない給湯器交換工事を行っているだけなんです。
Dr.マーレは温水暖房システムの詳しさ、技術力では全国でもトップレベル(自称)のスペシャリストなんです。
Dr.マーレは他社さんが「できない」と言った温水暖房システムの改修工事には俄然燃えてくるのです。
Dr.マーレは温水暖房業界の最後の砦(自称)なんです。
皆さんどうもDr.マーレです☆
と、言うことで今回は、Dr.マーレのことを「安っぽい給湯器交換屋さん」と思っている皆様に、
「違うんだぜっ!」
っていうことを言いたいがために、他社さんが断りがちな温水暖房熱源機の改修工事例とさせていただきます。
これを見た本当の温水暖房スペシャリストの先輩方、関東にはこんなマーレのような会社がまだあります。
Dr.マーレはもっともっと温水暖房システムについて詳しくなりたいです。是非いろんなことを教えてください!!
さぁ行きましょう↓
↓まずは改修工事前の全体から↓
緑色の枠で囲った部分が「暖房熱源機」です。
黄色で囲った部分は、制御部品が収められている「ヘッダーボックス」です。
暖房熱源機は三菱の「VKH-100KS-K3」と言います。
型番で調べると札幌の業者様でロードヒーティング用のボイラの交換事例等が出てきますね。
マジ神です✨
尊敬します✨ ✨
こんな工事やってみたい!!
VKH-100KS-K3の暖房出力は9.65kW(8,300kcal/h)でした。
暖房効率は85%です。
↓改修工事前の室内のリモコン達です。
ボイラーコントローラーです。
点火までの時間をカウントダウンするタイマー付きリモコンです。
何か逃げ出したくなるような表記ですね。
床暖房コントローラー「VPZ-8(16)PC」です。
三菱の床暖房システムにはよく設置されていますね。
このコントローラーが室内に4個ありました。
先ほどの黄色で囲ったヘッダーボックス内です。
分かる人には簡単なシステムで、分からない人にはいつまで経っても手が出せないシステムです。
Dr.マーレはこの写真を見ただけで、このお客様宅の床暖房システムを理解し、もっと使い勝手の良いシステムでの改修内容をご提案してしまいます☆
すごい?
ねぇ・・すごい??
お客様はDr.マーレにお問合せをくださる前に、給湯器等の「交換屋さん」に問い合わせたそうです。
その時その業者さんが言い放った言葉は、
「ボイラの交換だけなら可能だが、暖まるかどうかは保証できない」
「床や壁を剥がさないと不可能」
とのことでした。
つまりあなた達にはできないってことでいいのかな??
業者あるあるですが、交換屋さんのような業者って何故か、
「できません。」
って言わないで、音信不通になるか、もしくはやたらと高額なお見積りをするんです。
いわゆる「お断り価格」ってやつですね。
でも本当に「その価格でいいからお願いします。」って言われたらどうするんでしょう?
本来のお断り価格だったら、請け負うからには責任が生じますので、誰かしら施工可能な下請け業者に依頼し、請負元であるその会社の責任の下、施工可能な下請け業者に工事を行わせなくてはいけません。
しかし近年の交換屋さんのような業者の場合、そういった専門的な工事が可能な下請け業者もいませんし、これといった業界での繋がりもありません。
一度でいいからどういう動きをするのか見てみたいものです。
誰か一か八か依頼してみてください!
さぁ話がそれましたがここからが改修工事後となります。
改修工事後の床暖房リモコンです。
Dr.マーレ大好きCHOFUの「CMR-3102VM」です。
ご覧のように各部屋にあった床暖房コントローラーを一箇所にまとめて使いやすくなったことはもちろん、さらにスマホからも操作が可能です。
今回はありませんが「増設リモコン」を設置すれば、各部屋からの操作も可能となります。
交換後のシステムです。
手前にあるのがCHOFUの画期的なヘッダーボックス「HDB-404」です。
奥にあるのは新しいボイラーの「DBF-1510RG」です。
もちろんヘッダーの中はお見せできません。
申し訳ないっす・・・。
暖房能力が9.65kWから15.0kWにアップです。
これにも理由があるんですよ☆
暖房効率は83.7%と交換前の機種より1.3%ダウンです。
最近の熱源機の効率が悪いのではありません。
昔の熱源機の効率が良すぎたんです。
お客様にはあらかじめご説明し、ご理解いただいております。
毎度毎度ゴチャゴチャ言っているDr.マーレですが、温水暖房システムについての経験、知識、ノウハウは結構すごいんです。
マーレなんてちんけな会社くらい一息で吹き飛ばせるくらいの大手企業様からも、ご相談をいただいたりしております。
でも上には上がいるとも思っていて、このままではダメだとも自覚しています。
でもでもシステムを理解しないまま適当な見積もりをして、適当な下請け業者に、適当な工事をさせる「交換屋さん」はさらにダメだと思っています。
このように本当のことを皆さんに言ってしまっているので、Dr.マーレは交換屋さん等の業界内では嫌われがちです。
でも大丈夫◎
Dr.マーレって嫌われるの大好きなんで♪
それにそんな交換屋さんに好かれて繋がっててもDr.マーレに何のメリットもないですからねwww
これからも業界裏話をどんどん出していこうかと思います。
と、言うことで今回は、一昔前の三菱製の暖房システムから、将来を見据えたCHOFU製の暖房システムへの改修工事例でした。
「VKH」から始まる暖房熱源機の交換は、是非このDr.マーレまでご相談くださいな♪
それではまた☆
『自称温水暖房スペシャリスト Dr.マーレ』
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工事例
2023年01月16日
時代が経つのはとても早いものです。
子供の頃は大人たちが、
「20歳過ぎたらあっという間だよ」
というようなことを頻繁に言っていて、
「何を言ってんだか(-。-)ハア」
と、内心思っていました。
どうも、毎日体に鞭打って床下だの天井裏だので工事を行っている心は永遠の20歳、Dr.マーレです。
早速ですが子供たちの諸君、これだけは言わせておくれ・・・。
「若いということは、いくらお金を払っても買うことができない大きな大きな財産です。今という時間を大切にね♪」
ということで今回は、埼玉県東松山市で行った、
❝つい最近まで新築に設置していた機種がもう交換時期かぁ・・・。❞
の代名詞であるヒートポンプ式熱源機の交換工事例とさせていただきます。
さぁご覧くださいましまし☆
手前にあるエアコンの室外機のような機種がヒートポンプ式温水熱源機で、奥にある四角い箱はヘッダーボックスです。
いつも通りヘッダーボックスの中はお見せできません。
このDr.マーレが何をやったかを知られたくないもんでね♪
(´∀`*)ウフフ
これがヒートポンプ式熱源機です。
CHOFUの「SERENO(セレーノ)」という機種で、イタリア語やスペイン語で「穏やか」とか「晴れ」という意味らしいです。
イタリア語とかスペイン語で商品名を決めりゃオシャレとでも思ったんでしょうね・・・。
浅はかですねwww
と、会社名が「MARE」のDr.MAREは思います。
本体に貼り付けられている型番、仕様ラベルです。
この機種は、CHOFUの温水床暖房付エアコン「RAY-4030SVX(F)」の室外ユニット「AEY-4030SVXF」です。
定格能力は床暖房単独使用で、6.3kWです。
この機種の特長としては、床暖房配管と、エアコン配管を接続できる、つまり床暖房での暖房と、エアコンでの暖房をこれ1台でまかなえてしまう、ということです。
暖かい、暖かくないは別としてね・・・。
ちなみにこのお客様のお宅にはエアコンは設置されておらず、床暖房のみの熱源機として使っていらっしゃいました。
よかったですね♪とだけ言っておきます。
室内にある床暖房リモコン「CMR-1401」です。
30分単位で運転入り切りのタイマー設定ができる地味にゴイスーなリモコンです。
懐かしい・・・。
何個も設置してきました。
本気を出せば目を閉じてでも取り付け、取り外しができるでしょう。
でも本気を出さないDr.マーレは、しっかりと目を見開き交換をいたします。
このお客様のお宅は、大手ハウスメーカーであるユ〇バーサルホ〇ム様の系列のハウスメーカー様で建てられた住宅とのことでした。
すなわち床暖房はSRC基礎の蓄熱床工法なんでしょう。
Dr.マーレの超得意分野です☆
なんなら新築当初に説明された内容以上ものご説明をを交換後にいたしましょう♪
プロってもんはそういうものです◎
それでは交換後の様子を見てみましょうかね・・・。
交換後の床暖房リモコンは、CHOFUのカンタンリモコン「CMR-2614」です。
温度設定はもちろん、1日2回×2パターンのタイマー設定が可能な、シンプルで優秀なリモコンです◎
交換後のヒートポンプ式熱源機は、これまたCHOFUの「AEYH-0642X」です。
「ENE FLOW(エネフロー)」という商品名でお馴染み☆超優秀☆な熱源機です。
↑ほれ
超優秀でしょ?
ん?何が超優秀なのかがわからない??
同じ能力を作り出す熱源機なのに効率がアップしています。
効率が上がるということは電気代も安くなりますね。
速度はあまり変わらないのに、目的地までより早く到着してしまう日本が誇る交通手段、新幹線と同じようなものです。
同じかどうかはDr.マーレにはさっぱりわかりませんが。
交換後はこんな感じです。
ちなみにエアコンは電気式のがすでにあるので、エアコン接続なしのタイプの機種に変更させていただきました。
また、例の如くやっぱり不凍液交換作業は行っております。
ついつい写真撮るのを忘れちゃうんですよ・・・。
蓄熱式床暖房の特性、使用上のコツ等、本当のご使用方法をお伝えし工事完了です☆
Dr.マーレも気付けば設備業界に飛び込んでからだいぶ経ちます。
以前に設置していた、
「すっげー、もうこんな時代なんだ✨」
と感心していたような機器類が役目を終え、
「すっげー、もうこんな時代なんだ✨」
と、言うような機器類に交換されていくような時代となりました。
同じような商品でも、10数年で改善、高効率化を図る日本の開発、技術力には驚かされますね。
さあ今度の10数年後にはどんな機器類に変るのでしょうか?
Dr.マーレも、
「今日はガス給湯器5台も交換だぜ!」
と、何がすごいのかわからないけど❝何かのマウンティング❞をしてくる時代遅れの下請け業者、と言われないように精一杯時代の変化に対応し、販売、施工を行っていかないといけないな、と思いました。
以上で今回の施工例は終わりです。
日本のエネルギー自給率は、世界各国と比べるとまだまだです。
数年後、数十年後のことはまだわかりませんが、エネルギー自給率が上がった場合にも対応できる現在主流の設備熱源は「電気」しかありません。
日本という安全で安心な、まるでマーレのような国にせっかくいるんですから、ガスや石油に頼ってばかりいるのではなく、少しくらい日本の将来のことを考えた設備を導入しても良いのではないのでしょうか?
スマートフォンのことをいつまでも「携帯」、スマホで撮影する写真をいつまでも「写メ」と言ってしまう時代遅れのDr.マーレでした。
これにてドロンさせていただきます。
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工事例