2023年08月02日
皆さん大丈夫ですか?
猛暑にやられてはいませんか??
夏には冬がいい、冬には夏の方がやっぱりいい、と毎年ワガママを言っているDr.マーレです。
だいぶ久しぶりの施工例の紹介となってしまいましたね。
マーレって温水暖房システムに超詳しい会社なので、本来は冬が繁忙期で、夏はある程度ゆっくりできる季節なんですよね。
ところがどっこい!
この夏ときたらそれはそれは忙しく、このまま冬になってしまったらどうなってしまうんだろう、と言うくらいの忙しさで動き回っております。
どこかの独裁者が偉そうにしながら暇そうにしている会社とは大違いです。
※どこの会社かは内緒(*´з`)
大変ありがたや〜って感じですね☆
さて、それでは皆さんお待ちかね、普通じゃないエコキュート交換工事の始まりです。
交換前のエコキュートは、ダイキンの「EQ37GFCV」です。
手前が貯湯ユニットで、奥がヒートポンプユニットの組み合わせとなっております。
長〜い写真にしてみました。
これは貯湯ユニットと言って、ヒートポンプユニットでつくったお湯を貯めておくタンクです。
形式は「TU37GFCV」と言います。
タンク容量370Lの、水側最高使用圧力190kPaの商品です。
2007年製ですね。
これはヒートポンプユニットと言って、空気を圧縮させて熱を作り出す、言わばお湯をつくる機械です。
エアコンが室内を冷やしたり、暖めるのとほぼ同じ原理で湯をつくっています。
機種名は「RQW45HV」と言います。
定格消費電力0.925kWとありますので、1時間当たりの電気代は30円弱くらいでしょうか?
ところでもう今までに、3つの型番が出てきましたね。
エコキュートって少しわかりにくいことに、
1・セット型番(EQ37GFCV)
2・貯湯ユニット型番(TU37GFCV)
3・ヒートポンプユニット型番(RQW45HV)
のようにすべてが別々の型番になっているのです。
業者さんに問い合わせた時には、
「型番は何ですか?」
と間違いなく聞かれると思います。
その時に、上記3のようなヒートポンプユニット型番を答えてしまうと、素人業者に選定ミスされてしまう可能性があります。
お気を付けください。
と言うのも、貯湯ユニットにも「スリム型」や「薄型」や「角型」等、様々な形状があり、それらの貯湯ユニットに組み合わさるヒートポンプユニットってすべて共通だったりするんです。
ですので自宅には「スリム型」の貯湯ユニットが設置されていて、「HP」と言うヒートポンプユニットが組み合わされているとします。
そこで業者に、
「型番は何ですか?」
と聞かれた際に、
「HPです!」
と、元気に答えてしまうと、本来は、
「スリム型」+「HP後継タイプ」
の組み合わせで進めるべきなのに、
「角型」+「HP後継タイプ」
で見積もられ、勝手に進められてしまう可能性があるってことです。
なんとなく意味わかります??
とにかくエコキュートの交換をご検討していて、業者に、
「型番は何ですか?」
と聞かれた時には、セット型番か、貯湯ユニット型番を教えてあげてくださいね!
まぁこのDr.マーレに聞いてもらえるとお客様にとってもDr.マーレにとっても、一番良い結果になると思いますけどね☆
さぁ続きです↓
交換前の台所リモコンは「BRC975A11」です。
なんとなくリモコンの周りを見て覚えておいてください。
浴室リモコンは「BRC975A12」です。
リモコン周りのシリコンコーキングがされていませんでした。
もともとコーキングがされていない場合、
「もともとされていなかったんだから・・・。」
と都合の良い解釈でコーキングをしない業者さんもいます。
でも・・・コーキングはやったほうが良いですよ!
最初に「普通じゃないエコキュート交換工事」と書きましたが、何が普通ではないのでしょうか?
シンキングタイムを与える暇もなく答えを言っちゃいますけど、今回のダイキンのエコキュートは、貯湯ユニットが「スリム型」と言う名前のまんまスリムな形状の商品でした。
しかしダイキンにはスリム型の販売がすでにありません!
じゃあ普通の角型の商品に変更すればいいじゃん・・・。
しかししかし最初の写真をご覧ください。
コンクリートベースの奥行きがギリギリすぎて、これ以上貯湯ユニットが大きくなってしまうと、貯湯ユニットがはみ出てしまいます。
はみ出てしまうとコンクリートベースに固定するアンカーボルトの固定位置が、宙に浮いてしまって無くなってしまいます。
しかも今回の工事は、お客様は貯湯容量を370L→460Lにアップすることをご希望で、またある理由により機種の種類が制限されてしまう内容での交換工事でした。
さぁDr.マーレ!!お前ならどうする!?
と言うことで針の穴をも通すようなコントロールで設置した交換後の様子がここからになります。
まずは新しい浴室リモコンからです。
型番は「BRC083F12」と言います。
ばっちりリモコン周りにはドンキーコング・・・いやいやシリコンコーキングを充填しました。
台所リモコン「BRC083F11」です。
設置場所が変わっているのがわかりますでしょうか?
もっと使い勝手の良い場所に移動したい!と言うお客様のご希望で移動させていただきました。
どうやったかはヒ・ミ・ツ☆
交換後のヒートポンプユニット「RQW60XV」です。
ヒートポンプ配管も新しくし、化粧テープももちろん巻直しました。
まるで新築のようですね◎
新しい貯湯ユニット「TU46XFPV」です。
タンク容量は460Lにアップし、水側最高使用圧力も190kPaから360kPaへと約2倍になりました。
水側最高使用圧力が上がれば、すなわちシャワー等のお湯の出が断然良くなります◎
最後に交換後のエコキュート全体です。
「EQ46XFPV」と言うセット型番です。
型番を調べてもらえばわかると思いますが、このエコキュートは「おひさまエコキュート」という、昼間の太陽光発電の余剰電力でお湯をわかしてしまうという、光熱費は節約できるは、地球温暖化防止にも貢献できるはと言う優れた商品なんです。
なんだかものすごい画期的な商品ですね!?
太陽光パネルを設置している住宅にお住いの方や、これから太陽光パネルを設置しようとご検討されている方にはピッタリな商品です。
少し前までは余剰電力は「売電してお得」という時代でしたが、昨今の買電価格は下がってしまう一方です。
それならば余剰電力は「売る」よりも、何かのエネルギーに変換し、その分「買う」電気の量を減らしましょう!
と言う時代に近年はなっていっております。
これは最近急激に増えてきている「蓄電池」もまったく同じ考えです。
給湯器等の「エコジョーズ」や「エコフィール」等の「省エネ」が主流の時代もありましたが、これからの時代は間違いなく「創エネ」「蓄エネ」の時代となっていきます。
Dr.マーレが主戦場としている「温水暖房業界」も、ガスや石油などの化石燃料から「電気」へと乗り換えている方がどんどんと増えています。
時代の流れを止めることはできません。
今は「蓄電池なんていらねぇ〜よ!」なんて言っている方でも、「蓄電池の容量が少なくなってる!やばい!!」とか言っちゃうような時代が来るのでしょう。
「未来」を予想することなんて誰にもできません。
でも「今」を色々調べ、時代についていくことは可能だと思います。
Dr.マーレはマーレと言う会社を「給湯器の薄利多売」をするしか方法がないような、独裁者が偉そうにしながら暇そうにしている会社にはしたくありません。
ですので失敗を恐れずに新しいものにどんどんチャレンジして、時代遅れの会社にならないように頑張っていきたいと思っています。
と言うことで何だっけ??
あ、そうそう「おひさまエコキュート」の交換工事例をここで終わりにしようと思います。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
ガス屋なの?水道屋なの??電気屋なの??
いいえ、現代の設備屋Dr.マーレです。
ではでは☆
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工事例