2020年02月22日
どうも皆さんご機嫌いかが?
ある日Dr.マーレ宛に1本の相談電話がありました。
内容はと言うと・・・。
「ある業者で暖房熱源機を交換したら暖まらなくなってしまった。」
です。
Dr.マーレからしたら、
「知るかよ!!頼んだ業者が何とかしろよ!!」
って内容ですが、お客様が困っていることと、あとは不謹慎ですが何だか面白そう♪ってことと、なんと言っても頼んだ業者は、
「うちは熱源機を交換しただけで、熱源機は問題なく動いてるからうちの責任じゃありません。」
と言って逃げてしまったとのこと×××
ご相談いただいたからには詳しく症状を聞くと、Dr.マーレはその電話だけで原因がわかってしまいました。
なんてことはない原因の不具合で、その不具合の原因とは、
『熱源機のみの素取り変え工事』
を行ったことによるものでした。
近年の格安業者がよく行う内容の
『機種の素取り変え工事』
これってどうなんでしょうか・・・?
安いことは安いんでしょうが、これが原因で他の業者に修理、改善作業を依頼するハメになってしまうと割高になっちゃいません??
最初に書いた通り、
「頼んだ業者が何とかしろよ!!」
ができればその業者がもちろん対応するべき内容なのですが、それができないからその業者は『機種の素取り変え工事』ばかりを行っているんです。
安い金額で安く素取り変え工事をやっているだけなので、住宅構造、住宅設備のことなんて何も詳しくありません・・・。
「如何に早く、如何に簡単に素取り変え工事を行えるか」に関しては相当詳しいかもしれませんけどね☆
しかも今回の件は温水式床暖房です。
床が暖まることぐらいしか知らないんじゃないでしょうか?
実際には床は暖まってないのに工事完了して帰っちゃってますから・・・。
一体どうなってんだよ・・・。
業者名を書いてやりたいところですが、さすがにそれはいけませんのでヒントだけお伝えします・・・。
❝素人丸出しで、設備のことなんか何も知らないDr.マーレが大っ嫌いな安売り業者❞
です。
詳しくは工事の際に直接聞いてちょ♪
Dr.マーレならそのようなクズ業者の見極めはすぐにできますが、一般のお客様からしてみればそれって本当に難しいことですよね!?
工事か完了してから気付いて後悔するんですから・・・。
なので今回はプロ業者であるDr.マーレが後悔しない業者選びの極意を教えます!!
正直なところこのDr.マーレも以下のような問い合わせをされたら
「ん!?適当なことはできんぞ・・・。」
と気が引き締まります・・・。
永久保存版ですよ♪
さぁいきます!!
<極意1>
最初にご自身の家の設備を知りましょう!
我が家の設備を知らなければ、どの業者のどんな施工内容が正解かがわかりませんよね!?
自分の家のことくらい知ってるわ!!と言う方は<極意2>へ
もしわからない場合は、問い合わせた業者に「我が家の設備ってどんな感じなの!?」って聞いてください。
業者側が、
「お客様はわからなくても大丈夫ですよ!ド〜ンとお任せください!!」
だの、
「理論的にXが〇〇の場合、相対的にYは〇〇であるからして・・・よってお客様宅の設備はRなのであ〜る!!」
だのゴチャゴチャ訳のわからない回答をしてきて、具体的な回答がなかった場合も、それに惑わされないでください。
お客様が知らないままでも良いなんてことは決してありませんので、ご自身で理解し、納得するまで聞いてください。
「何か申し訳ないから・・・。」
なんてことは絶対に思わないでくださいね☆
そこで具体的な説明ができない、または何を言ってるのかわからない業者は、
『内容がわからないまま工事を行ってしまう機種の素取り変え工事業者』
な可能性がかなり高いです。
理論的にX(内容がわからない業者)=Y(工事に問題があった際改善策が見いだせない業者)=R(アフターフォローができない業者)
となります。
それをお望みならば何も言いませんが、長く安心して設備を使いたい方は<極意2>へ☆
<極意2>(前編)
絶対にお見積書を発行してもらいましょう!!
お見積書には、その業者の営業スタイル、誠実さ、丁寧さが表れます。
お見積書を発行しないで、電話やメールの本文だけで金額を提示してくる業者は問題外でやめましょう。
後々何か起きた際、都合の良いようにゴチャゴチャ言って逃げられる可能性があります。
発行されたお見積書で、どんな商品が選定されているか、どんな工事内容になっているのかをよく見てみてください。
ここの時点では機種の内容だの、施工内容だのはわからないままで結構です。
まずはお見積書を必ず手に入れてください!
<極意2>(中編)
お見積書の内容をよ〜く見てみましょう!!お見積り担当者もしっかり確認ね☆
お見積書をよく見比べると、
Aの業者は〇〇の機種で、Bの業者は●●の機種になってる・・・。
Aの業者では施工内容が△△とあるのに、Bの業者では▲▲となってる・・・。
Aの業者は〇〇工事一式、合計金額●●円だけなのに対し、Bの業者は商品型番や必要なオプション部材型番までしっかり記載されている・・・。等
機種・施工内容・お客様へしっかりお伝えしようという意識の違いが業者ごとに見えてきます。
結構業者によってお見積り方法が違いますからね。
器具本体は80%OFF!!になっているのに工事費が他社に比べて超高いや、消費税が別だったり、撤去処分費が別だったり、どこかに小さ〜い文字で、
「※現場状況によっては別途費用がかかる場合もございます。」
なんて書いてある場合もあります。
お見積書トータル金額だけを見ずに、記載されている内容もじっくり事細かく見ましょう!!
<極意2>(後編)
お見積り内容の不明点を見積り担当者に確認しましょう!!
ここでのポイントとして、Aの業者に、
「Bの業者の見積もりにはこの部材が入ってるけど!?」
等の聞き方は止めましょう×××
Aの業者に「じゃー入れておきま〜す。」と適当に回答され終わってしまいます。
聞き方としては、
「この部材は何のために使うの?」
「施工内容の◆◆ってなに??」
「具体的にどこまでどうやって交換するの???」
というようなかたちで、質問に対した回答をすべて業者側に答えさせましょう。
ここまで聞けば、施工内容をわからないまま見積りをしている業者があたふた、バタバタし始めます。
「お・お・お・折り返し連絡しま〜す。」
と逃げられないためにも、最初からお見積り担当者指名で行きましょうね☆
当たり前ですがお見積り担当者がお見積書を作成しているのですから、どういった経緯でその機種を選んだか、どうしてその部材を必要としたか等の質問にはすべて回答できるはずです。
メールでのやり取りの場合も担当者指名で行きましょう☆
これをすることにより、お客様ご自身で機種や施工内容を理解できることもありますし、何より業者のバタバタ度合いを見られます。
こんなことでバタバタするような業者は、普段適当に業務をこなしているだけの業者なんでしょうね・・・。
めんどくさいし、意地の悪い方法かもしれませんが、ご自身の家の設備を守るためです。
頑張ってください!!
さぁ最後に極意3です↓
<極意3>
各社の見積もり内容すべてを理解し、金額も含めご自身の納得できる対応ができている業者に工事を依頼しましょう。
<極意1><極意2>をトータル的に見ているうちに、
・すべての質問にわかりやすく回答してくれているか?
・金額は適正価格か?
・この業者はしっかりと工事をしてくれて、アフターフォローも万全そうか?
等がだんだんと見えてきて、依頼したい業者が絞られてきます。
そこで初めて『価格』での比較となります。
機種内容、施工内容を各業者すべて横一線で並べ、まったく同じ条件にした上で『価格』を比較することが大切です。
機種の素取り変えのように、とりあえず安く工事をしようとすればいくらでも安い工事はできます・・・①
しかし今後のことも含め、交換すべき部品の交換や、改善すべき仕様変更等、質の良い工事にしようとすればその分価格は高くなります・・・②
要は①と②の施工内容ではもちろん『金額』は違います!!
何も知らないまま、
「とりあえず一番安い業者で!!」
と言う考えで業者を選ぶと、①の「機種の素取り変え」をされ、後々他の箇所で経年劣化により不具合が起き、その修理・修繕費用で逆に割高になってしまいます。
最悪の場合、屋内配管、設備を痛めてしまったり、その設備自体が使えなくなると言った不具合も起こる可能性があります。
Dr.マーレにはそのようなお客様からの相談が多く、金額の安さだけで選んだばかりに、後々困っているお客様を幾度となく目の当たりにしています。
皆さんここだけは是非覚えておいてください!!
本当に比較検討を行うべきは、『価格』ではなく『施工内容』です!!
表面の『価格』だけ見てしまえば【格安業者】が勝ち残るに決まっています。
それならばマーレもそういう営業スタイルにします。
今後のお客様の家のことなんて知ったこっちゃない安い工事を行います。
しかしマーレが絶対にそうしない理由は、
【お客様すべての方がそれを望んでいるわけではない】
からです。
急な出費なのでとにかく早く、安く、という方ももちろんいらっしゃいます。
しかしそんな時は可能であれば「機種の素取り変えしかできない格安業者」よりも「質の高い工事を行っている業者に格安業者と同じ内容」で工事を依頼した方がずっとお得で安心です。
(※Dr.マーレはそういった格安業者に合わせた格安工事はやってませんけど・・・。)
「内容がわからないから『価格』で比較する」
のではなく、
「『価格』で比較するために内容(機種・施工内容)を知る」
ことが本当に大切なんです☆
安心して工事をお願いしたいなら「メーカー施工」と言うものがあります。
安くしたいんであれば「素取り変え業者」があります。
しかし以上の<極意>のようなひと手間をお客様側が行うことにより、安心して安く設備機器の更新工事が可能となります。
最近はお客様から如何にお金を引き出そうかと「〇〇詐欺」が姿、形を変えながら世間に蔓延している時代です。
そんなグループからご自身や身内を守ろうと皆さんは様々な対策を整えているかと思います。
Dr.マーレはインターネットの設備業界もその一歩手前まで来ているのではないかと心配しております。
しかし騙そうと思いながら営業している業者はいません。
しかしそのような業者に依頼した結果、
「騙された!!」
と後悔してるお客様が大勢いることは事実です。
だからタチが悪いのです・・・。
風邪等の予防に「マスク」をする感覚で、後悔しないための「フィルター」をご自身の中に作ってくださいね☆
はぁ〜長かった・・・。
最後までお読みいただきありがとうございました。
フィルターをいとも簡単に通り抜けるDr.マーレでした☆
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