2025年07月06日
お世話になっております。Dr.マーレでございます。
今回の施工例は「給湯暖房用熱源機」の交換工事例となります。
「給湯暖房用熱源機」と言うのは、給湯機能と、おいだき機能と、暖房機能の3つが1つになった給湯器の名称で、リンナイ、ノーリツ、パーパス、パロマ、長府製作所等、各給湯器メーカーから販売されています。
※メーカー名順序不同
まぁこんなことは業者じゃなくても知っている方はすでにたくさんいますので、今さらこの神聖な「Dr.マーレのおもしろ施工ブログ」でご説明するまでのことではないと思います。
それでは、
・暖房機能にはどのようなものがあるか?
・暖房能力はどのくらいか?そして本当にその能力が最適か?
・他にもっと使い勝手が良くなる方法はないのか?
等についてはどうでしょうか?
これについては一般の方はもちろん分からないでしょうし、実は業者にだって分かってる業者さんってほぼいません。
それでは暖房機能について詳しく知らない業者さんは、何故この「給湯暖房用熱源機」の交換工事の商品選定から販売、施工までできているのでしょうか?
答えは「たまたまできている」です。
Dr.マーレのもとには、
「給湯器交換工事をしたのですが、床暖房が暖まらなくなってしまいました。どうにかなりませんか?」
と言うご相談が毎年きます。
Dr.マーレは、正直めんどくさいですが一般の方に対しては鬼ではありませんので、原因を特定し、簡単に改善が可能な際には色々アドバイス等をさせていただいております。
しかし、業者に対しては鬼と呼ばれるDr.マーレですので、原因を特定し 、業者側に落ち度がある場合には遠慮なく「機種選定・施工ミス」として業者側に無償で補償させる方向に持っていきます。
数年前までに比べれば「素人業者」は淘汰され少なくなってきましたが、まだまだ素人に2〜3本毛が生えた程度の業者はたくさんありますので、皆様も業者選びには十分お気を付けくださいな☆
と言うことで前置きが長くなってしまいましたが、施工例をご覧ください。
交換前の給湯暖房用熱源機は、東京ガスの「IT4207ARSSW6CU」です。
「屋外壁掛型」の機種を「据置台」と言う部材を使用し設置する「屋外据置設置型」と言う設置方式です。
赤いアンダーラインが製造元型番「RUFH-K2402SAW2-6(A)」
青いアンダーラインが東京ガス型番「IT4207ARSSW6CU」
黄色いアンダーラインが製造元メーカー「株式会社ガスター」
です。
※ガスターは1999年にリンナイと業務提携しております。決して胃薬のそれではありません・・・。
給湯能力:24号
暖房能力:17.5kW
と、うっすら表記があるのが見えます。
暖房能力でかっ!とここで思えるのがプロの「証」です☆
交換前の台所リモコン「IKR-A06A-SV」です。
リンナイでいう所の「MC-120V」です。
交換前の浴室リモコン「IBR-A06A-V」です。
リンナイでいう「BC-120V」です。
これたぶんやっちゃってますよ・・・。
Dr.マーレほどの達人となりますと↑のような写真を見るだけで「あること」がわかっちゃいます。
「あること」とは
↓
↓
↓
↓
↓
はい錆びてます・・・。
リモコンを浴室の壁に固定するための「固定ビス」にステンレスビスが使用されていません。
もぉ〜何で??
ステンレスの固定ビスってリモコンに付属してんじゃん!!
何でそれをわざわざ鉄のビスに変えるの??
このリモコン取付を行った業者さんは、ステンレス収集マニアなのでしょうか?
収集マニアでも何でも良いですが、施工はしっかり確実に行って欲しいですね。
ステンレス収集マニアではないDr.マーレは、新しい浴室リモコンの固定ビスには、メーカーさんが親切に同梱してくれているステンレスビスを使用させていただきました。
施工側にとっては、これはものすごく助かります。
メーカーさん、いつもリモコンにステンレスビスを同梱してくれてありがとうございます。
メーカーの工場で働いている皆様、こういう付属品を確実に漏れなく同梱してくれて本当にありがとうございます。
1つだけ・・・、たった1つだけワガママを言わせてもらうと、
「ビス固定のためリモコンの前フタを一旦外す際、前フタが割れそうで怖いっす・・・。」
※前フタを外さないでも施工可能なリモコンもあります。
と言うことで新しい浴室リモコンは、リンナイの「BC-240V(A)」です。
固定ビスもステンレスとなりましたので、次回の交換時には苦労せずにリモコンを外せますね♪
リモコン周りにはDr.マーレの伝家の宝刀「何の侵入も許さないコーキング(防カビ剤入り)」をしました♪
新しい台所リモコンは、リンナイの「MC-240V(A)」です。
Dr.マーレは「見た目」ではなく「水平器」という工具を使用し、水平に設置しています♪
「見た目」ほど信用できないものはないですからね・・・。
色んな意味で・・・(ll゚Д゚)
新しい給湯器はリンナイの給湯暖房用熱源機「RUFH-E2407SAW2-3(A)」です。
もちろん交換前と同じ「屋外据置設置型」となっております。
給湯器本体もリモコン同様に「水平器」を使用し、水平に設置されております。
赤いアンダーラインが製造メーカー型番「RUFH-E2407SAW2-3(A)」
青いアンダーラインがガス会社様等がよく表記するBL品番「HT4222BRSSW3CM」
黄色いアンダーラインが製造メーカーである「リンナイ株式会社」
給湯能力は24号のままで、暖房能力(熱出力)を11.6kWまで下げちゃいました☆
本当はもっと下げても良かったんですが、機器設定ではこれが一番低い能力なもんで・・・。
なぜこんなに暖房能力を下げた(17.5kW→11.6kW)かと言うと・・・。
Dr.マーレが温水暖房のプロフェッショナルだからっす!
↑言うと思った?
床暖房がある部屋の広さ、温水マットの枚数、床暖房以外の温水暖房機器の種類、お客様の今後のご希望等を聞き、どこまで能力を下げても温水暖房機器が問題なく使用できるか?をすべて計算し、機器を選定させていただきました。
普通の業者じゃここまでやってくれません・・・。
って言うか普通の業者じゃ暖房能力の計算方法も知りません・・・。
Dr.マーレは、給湯器交換やその他住設機器更新のお問い合わせの際に、ただ単に「後継機種」や「代替機種」を選定しお見積りするのではなく、お客様宅にピッタリな機種をご提案させていただこうと思っています。
だから質問させていただく項目が多かったりして、一般的な業者よりもお見積りまでの間に手間が増える可能性がございます。
それがめんどくさい!って思う方はお問い合わせフォームのご希望欄に「後継機種希望」と記載してください。
その場合お客様宅にとってはオーバースペックな機種かな?って内心思っても、黙って後継機種でお見積りさせていただきます。
我が家にとって最適な機種で見積りが欲しいな!って方は、お見積りまでお手数をお掛けしますが、どうぞ最後までご協力をいただけますと幸甚です。
と言うことで今回は、簡単なようで実は奥が深い「給湯暖房用熱源機」の交換工事例でした♪
あなたのワガママなご要望お待ちしております。
ではでは☆
給湯器交換1つにしても妥協を許さないDr.マーレ☆
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工事例